バイクを選ぶときに、意外とわかりにくいのが シート高 です。
カタログには「シート高735mm」「シート高780mm」と書かれていますが、初心者からすると、
「結局それって高いの?」
「自分の身長だと足つきはどうなの?」
「股下なんて測ったことないんだけど……」
と思う人も多いはずです。
しかも、同じシート高でも、バイクの形やシートの幅によって足つきは変わります。
この記事では、平均身長・股下の目安・シート高の見方 をもとに、初心者でも「自分に合いそうなバイク」を判断しやすいように解説します。
ばいびーなんと身長から股下の高さを計算できるんじゃい!
まず結論:初心者は「シート高760mm以下」だと安心しやすい
最初にざっくり結論からいうと、初心者が安心して乗りやすいシート高はこのあたりです。
| シート高 | 足つきの目安 |
|---|---|
| 〜735mm前後 | かなり安心しやすい |
| 740〜760mm前後 | 初心者でも選びやすい |
| 770〜780mm前後 | 身長や股下によって差が出やすい |
| 790〜800mm以上 | 足つき確認は必須 |
| 810mm以上 | 初心者は慎重に選びたい |
特に通勤用の125ccスクーターなら、シート高735〜760mm前後 のモデルは比較的選びやすいです。
逆に、CT125・ハンターカブやアドベンチャー系のように800mm前後あるモデルは、見た目がかっこよくても、足つきに不安が出やすい場合があります。
シート高とは?
シート高とは、簡単にいうと 地面からシート上面までの高さ のことです。
カタログでは、
シート高:735mm
シート高:760mm
シート高:800mm
のように表示されます。
数字だけ見ると、735mmと760mmの差はたった25mm、つまり2.5cmです。
ですが、バイクの場合はこの 2〜3cmの差がけっこう大きい です。
信号待ちや駐輪場で足をつくときに、
「安心して支えられる」
「少し不安」
「つま先しか届かない」
という差につながります。
平均身長と股下の目安
シート高を考えるときは、身長だけでなく 股下の長さ が大事です。
ただ、股下を正確に把握している人は少ないと思います。
そこで、まずは平均的な身長と股下の目安を見てみましょう。
政府統計の国民健康・栄養調査では、身長・体重の平均値が公開されています。民間の整理データでは、男性は20代〜40代でおおむね170cm台前半、女性は20代で157cm台前後という目安が紹介されています。
また、股下比率は一般的に、男性で身長の約45%、女性で約44%が目安とされています。これは公的な身体測定項目というより、衣類・スーツ選びなどで使われる目安として紹介されることが多い数値です。
身長別の股下目安
股下の目安は、以下のように計算できます。
男性の股下目安:身長 × 0.45
女性の股下目安:身長 × 0.44
男性の股下目安
| 身長 | 股下目安 |
|---|---|
| 160cm | 約72.0cm |
| 165cm | 約74.3cm |
| 170cm | 約76.5cm |
| 175cm | 約78.8cm |
| 180cm | 約81.0cm |
女性の股下目安
| 身長 | 股下目安 |
|---|---|
| 145cm | 約63.8cm |
| 150cm | 約66.0cm |
| 155cm | 約68.2cm |
| 160cm | 約70.4cm |
| 165cm | 約72.6cm |
たとえば、身長170cmの男性なら股下は約76.5cm、身長160cmの女性なら股下は約70.4cmがひとつの目安になります。
ただし、これはあくまで平均値です。
同じ身長でも、足が長めの人もいれば、胴が長めの人もいます。
股下とシート高の関係
ここが一番大事です。
バイクの足つきは、ざっくりいうと 股下の長さとシート高の差 で考えるとわかりやすいです。
ただし、シート高と股下が同じなら両足べったり着く、というわけではありません。
バイクはシートにまたがるため、足が左右に開きます。
そのぶん、実際には股下より少し低いシート高でも、足つきがギリギリに感じることがあります。
股下とシート高の目安表
初心者向けに、かなりざっくり目安を作るとこんな感じです。
| 股下とシート高の差 | 足つきのイメージ |
|---|---|
| シート高が股下より5cm以上低い | かなり安心しやすい |
| シート高が股下より0〜5cm低い | 片足はしっかり着きやすい |
| シート高と股下がほぼ同じ | 両足はつま先気味になりやすい |
| シート高が股下より高い | 初心者は不安を感じやすい |
| シート高が股下より5cm以上高い | 実車確認必須 |
たとえば、股下76cmの人がシート高735mmのバイクに乗る場合、
股下76cm − シート高73.5cm = 2.5cm
なので、比較的安心しやすい範囲です。
一方で、股下70cmの人がシート高800mmのバイクに乗る場合、
股下70cm − シート高80cm = -10cm
となるため、かなり足つきに不安が出やすいです。
身長別に見るおすすめシート高の目安


ここからは、身長別に「このあたりのシート高なら選びやすい」という目安をまとめます。
身長150cm前後
| シート高 | 目安 |
|---|---|
| 700〜720mm | かなり安心しやすい |
| 730〜740mm | 実車確認したい |
| 750mm以上 | 足つきに不安が出やすい |
身長150cm前後の場合、シート高760mmを超えると不安を感じやすいです。
通勤用なら、なるべくシート高が低めのスクーターを選ぶと安心です。
身長155cm前後
| シート高 | 目安 |
|---|---|
| 720〜735mm | 比較的安心しやすい |
| 740〜760mm | 車種によってはOK |
| 770mm以上 | 実車確認必須 |
身長155cm前後なら、735mm前後のスクーターは候補にしやすいです。
ただし、760mmを超えるとシート幅や車体の重さによって印象が変わります。
身長160cm前後
| シート高 | 目安 |
|---|---|
| 735mm前後 | 安心しやすい |
| 760mm前後 | 選びやすい |
| 780mm前後 | 車種によって差が出る |
| 800mm以上 | 実車確認必須 |
身長160cm前後なら、125ccスクーターの多くは選びやすい範囲に入ります。
ただし、CT125・ハンターカブのような800mmクラスは慎重に確認したいところです。
身長165cm前後
| シート高 | 目安 |
|---|---|
| 735〜760mm | かなり選びやすい |
| 770〜780mm | 比較的候補にしやすい |
| 800mm前後 | 実車確認したい |
| 820mm以上 | 車種によっては不安あり |
身長165cm前後なら、一般的な125ccスクーターはかなり選びやすいです。
ただし、オフロード系やアドベンチャー系はシート高が高めなので、油断せず確認しましょう。
身長170cm前後
| シート高 | 目安 |
|---|---|
| 735〜760mm | かなり安心しやすい |
| 770〜800mm | 多くの車種で候補にしやすい |
| 810mm以上 | 実車確認したい |
身長170cm前後なら、125ccスクーターはほとんど選びやすいです。
400ccクラスや250ccクラスでも、シート高800mm前後までなら候補にしやすくなります。
身長175cm以上
| シート高 | 目安 |
|---|---|
| 735〜760mm | かなり余裕がある |
| 780〜800mm | 選びやすい |
| 810〜830mm | 車種によって候補にできる |
身長175cm以上なら、シート高で困る場面は少なくなります。
ただし、足つきが良すぎるバイクは膝が窮屈に感じる場合もあります。
長時間乗るなら、足つきだけでなく乗車姿勢も確認しましょう。
125ccスクーターのシート高目安
通勤用として人気の125ccスクーターは、シート高が低めのモデルも多いです。
| 車種 | シート高の目安 | 足つきの印象 |
|---|---|---|
| ヤマハ JOG125 | 735mm | かなり安心しやすい |
| ヤマハ アクシスZ | 770mm | やや高めだが実用的 |
| ホンダ PCX | 764mm | 平均的〜やや高め |
| ホンダ リード125 | 760mm | 比較的選びやすい |
| ホンダ Dio110 | 760mm | 比較的選びやすい |
| スズキ アドレス125 | 770mm | 車種確認したい |
| スズキ アヴェニス125 | 780mm | やや高め |
| スズキ バーグマンストリート125EX | 780mm | やや高め |
この表を見ると、125ccスクーターでも意外と差があることがわかります。
JOG125のように735mmのモデルもあれば、アヴェニス125やバーグマンストリート125EXのように780mm前後のモデルもあります。
たった4〜5cmの差でも、足つきの安心感はかなり変わります。
「シート高が低い=必ず安心」ではない
ここで注意したいのが、シート高だけで判断しすぎないことです。
足つきには、以下の要素も関係します。
- シートの幅
- 車体の重さ
- サスペンションの沈み込み
- 靴底の厚さ
- ハンドル位置
- 足を下ろす位置
- 車体の重心
たとえば、同じシート高760mmでも、シートが細いバイクは足が下ろしやすく、足つきが良く感じます。
逆に、シートが幅広いスクーターは、数字より足つきが悪く感じることがあります。
スクーターはシート幅にも注意
125ccスクーターは、シート下収納を確保するためにシートがやや幅広いモデルもあります。
シート幅が広いと、またがったときに足が横に開くため、足が地面に届きにくくなります。
つまり、
シート高は低いのに、思ったより足つきが悪い
ということが起こります。
特にPCXやバーグマン系のように、ゆったりしたスクーターは実車確認がおすすめです。
足つき確認で見るべきポイント
実際にバイク店でまたがるときは、以下を確認しましょう。
両足がどれくらい着くか
両足べったりが理想ですが、必ずしもそこまで必要ではありません。
初心者なら、最低でも 片足がしっかり着くか を確認したいです。
片足で安定して支えられるか
バイクは両足べったりでなくても乗れます。
大事なのは、片足を着いたときに車体を安定して支えられるかです。
特に信号待ちでは、片足だけで支える場面も多いです。
車体を少し傾けても怖くないか
またがった状態で、車体を少し左右に傾けたときに怖くないかも大事です。
足つきがギリギリだと、少し傾いただけで「倒れそう」と感じやすいです。
押し歩きできるか
通勤用なら、駐輪場で押し歩きする場面が多いです。
またがった状態だけでなく、降りた状態で押して動かせるかも確認しましょう。
初心者は「片足べったり」できればかなり安心
初心者の場合、必ずしも両足べったりでなくても大丈夫です。
むしろ、現実的には 片足がしっかり着けば十分乗れる 場合も多いです。
ただし、最初の1台なら、
このくらいを目安にすると安心です。
女性や小柄な人におすすめの考え方
女性や小柄な人は、シート高だけでなく車体の重さも重視した方がいいです。
シート高が低くても、車体が重いと不安を感じやすいです。
特に通勤では、
- 駐輪場で押す
- 狭い場所で切り返す
- 坂道で停まる
- 雨の日に足元が滑る
という場面もあります。
そのため、身長150〜160cm前後の人は、まず 軽くてシート高が低めのスクーター から選ぶと安心です。
厚底のライディングシューズも選択肢
少し足つきが不安な場合は、厚底タイプのライディングシューズを使う方法もあります。
普通のスニーカーより、1〜2cmほど足つきが改善する場合があります。
ただし、厚底すぎる靴は操作感が悪くなることもあるため、バイク用として作られたものを選ぶのがおすすめです。
足つきが不安なバイクは避けた方がいい?
足つきが少し不安でも、慣れれば乗れることはあります。
ただし、最初の1台や通勤用なら、無理をしすぎない方がいいです。
特に通勤は、毎日乗るものです。
毎朝、
「駐輪場から出すのが怖い」
「信号待ちが不安」
「雨の日に倒しそう」
と感じるバイクだと、だんだん乗るのが面倒になります。
通勤用なら、かっこよさよりも 安心して毎日使えること を優先した方が満足しやすいです。
シート高別おすすめの選び方
735mm前後
かなり初心者向きです。
小柄な人や、足つき重視の人でも選びやすいです。
通勤用なら安心感があります。
760mm前後
125ccスクーターではよくある高さです。
身長160cm前後以上なら候補にしやすいです。
ただし、シート幅が広い車種は実車確認がおすすめです。
780mm前後
やや高めです。
身長165cm以上なら候補にしやすいですが、160cm前後の人は足つきを確認した方が安心です。
800mm以上
初心者は慎重に選びたい高さです。
カブ系やアドベンチャー系、オフロード系に多い高さです。
見た目だけで選ばず、実際にまたがって確認しましょう。



多少シートが高くてもつま先ついていればOKな人や片足安定して着けば良いという人もいますので乗るポジションとかも大切です!
シート高は「身長」より「股下+車体の形」で考える
バイクのシート高は、身長だけで判断すると失敗しやすいです。
大事なのは、自分の股下・シートの幅・車体の重さ・実際にまたがった感覚 です。
目安としては、初心者や通勤用ならシート高735〜760mm前後のバイクはかなり選びやすいです。
770〜780mm前後になると、身長や股下によって足つきの差が出やすくなります。
800mm以上のバイクは、初心者なら必ず実車確認した方が安心です。
通勤用バイクは毎日使うものなので、見た目だけでなく、信号待ち・駐輪場・雨の日でも安心して扱えるかを重視しましょう。
自分に合ったシート高を選べば、バイク通勤はかなり快適になります。



足長くなりたいな。。








