バイクをきれいに保つなら、定期的な洗車はかなり大切です。
ただ、バイク洗車は車の洗車と違って、ボディだけを洗えばいいわけではありません。
カウル、ホイール、チェーン、エンジン周り、ブレーキ周辺など、場所によって汚れの種類が大きく違います。
そのため、何となく家にある洗剤やカーシャンプーだけで洗ってしまうと、汚れが落ちにくかったり、パーツを傷めてしまったりすることもあります。
この記事では、バイク洗車に必要な道具や洗剤の選び方を、初心者にも分かりやすく解説します。
「とりあえず何を揃えればいいのか知りたい」
「撥水・疎水・親水の違いがよく分からない」
「チェーンやホイールも同じ洗剤で洗っていいの?」
という人は、ぜひ参考にしてみてください。
ばいびー撥水性しかしらない民でしたが親水性の良さに感激しました。
バイク洗車はパーツごとに洗剤を分けるのが基本


バイク洗車でまず意識したいのが、パーツごとに洗剤を分けることです。
バイクは、外から見えている部分だけでもさまざまな素材が使われています。
カウルやタンクなどの塗装面、アルミホイール、ゴムパーツ、樹脂パーツ、チェーン、エンジン周り、ブレーキ周辺など、それぞれ汚れの種類も素材も違います。
たとえば、カウルやタンクには砂ぼこりや雨ジミが付きやすく、ホイールにはブレーキダストや油汚れが付きやすいです。
チェーン周りには、チェーンルブやグリス汚れがこびりつきます。
このように汚れの性質が違うため、すべて同じ洗剤で落とそうとすると、洗浄力が足りなかったり、逆に強すぎてパーツに負担をかけたりすることがあります。
特に注意したいのが、チェーンクリーナーや強力な脱脂剤をボディやゴムパーツに使ってしまうことです。
強い洗浄剤は油汚れには効果的ですが、塗装面や樹脂パーツには刺激が強い場合があります。
バイクをきれいにするための洗車で、逆にパーツを傷めてしまっては本末転倒です。
そのため、バイク洗車では以下のように道具を分けるのがおすすめです。
| 洗う場所 | おすすめの洗剤・道具 |
|---|---|
| カウル・タンク・スクリーン | バイク用シャンプー、中性シャンプー |
| ホイール | ホイールクリーナー、ブラシ |
| チェーン | チェーンクリーナー、チェーンブラシ |
| エンジン周り | 弱めの洗浄剤、柔らかいブラシ |
| 樹脂・ゴムパーツ | 樹脂対応クリーナー、保護剤 |
| 仕上げ | コーティング剤、マイクロファイバークロス |
最初から全部を細かく揃える必要はありませんが、最低でも「ボディ用」「ホイール用」「チェーン用」は分けておくと安心です。
家庭用洗剤でバイクを洗うのはおすすめしにくい
バイク洗車でたまに聞くのが、「食器用洗剤で洗ってもいいのか」という話です。
食器用洗剤は油汚れに強く、身近にあるので使いたくなる気持ちは分かります。
ただ、基本的にはバイク用シャンプーを使う方が無難です。
食器用洗剤は脱脂力が強いものもあり、塗装面に施工しているワックスやコーティングまで落としてしまう可能性があります。
また、樹脂パーツやゴムパーツへの影響も考えると、常用する洗車用洗剤としてはあまりおすすめしません。
一時的に使う人もいますが、初心者が安心して使うなら、バイク用または車・バイク兼用の中性シャンプーを選ぶのが安全です。
バイク洗車後はコーティングまでやると汚れにくくなる
バイクを洗ったあとは、コーティング剤やワックスで仕上げるのがおすすめです。
洗車だけでも見た目はきれいになりますが、何も保護していない状態だと、雨ジミやホコリ、泥汚れがまた付きやすくなります。
コーティングをしておくと、汚れが落ちやすくなり、次回の洗車もかなり楽になります。
特にバイクは車よりもパーツがむき出しになっている部分が多く、雨や泥、紫外線の影響を受けやすいです。
こまめにコーティングしておくことで、見た目のきれいさを保ちやすくなります。
撥水性・疎水性・親水性の違い
バイク用のコーティング剤を選ぶときに出てくるのが、撥水性・疎水性・親水性という言葉です。
どれも水の流れ方に関する違いですが、仕上がりや好みが変わります。
撥水性とは


撥水性は、水が玉のようにコロコロ弾くタイプです。
洗車後に水滴が丸くなって流れるので、見た目の気持ちよさがあります。
「しっかりコーティングされている感じ」が分かりやすいのも特徴です。
バイクのタンクやカウルに施工すると、水弾きがよく、見た目の満足感も高いです。
ただし、水滴が残ったまま乾くと、水ジミになることがあります。
屋外保管が多い人や、洗車後に拭き上げをあまりしない人は注意が必要です。
疎水性とは


疎水性は、水がベタッと広がりすぎず、まとまってスーッと流れていくタイプです。
撥水のように強く水玉になるというより、水が引いていくようなイメージです。
水滴が残りにくいので、撥水タイプよりも水ジミが目立ちにくい傾向があります。
屋外保管のバイクや、雨に当たりやすいバイクには使いやすいタイプです。
派手な水弾きよりも、実用性を重視したい人に向いています。
親水性とは


親水性は、水が玉にならず、表面に薄く広がるタイプです。
水滴ができにくいため、水ジミを抑えやすいのがメリットです。
車のボディコーティングではよく使われる考え方ですが、バイクでも水ジミ対策を重視するなら選択肢になります。
ただし、撥水のような「水を弾いている感じ」は少ないため、人によってはコーティング感が分かりにくいと感じるかもしれません。
初心者には撥水タイプか疎水タイプがおすすめ
はじめてバイク用コーティング剤を選ぶなら、撥水タイプか疎水タイプがおすすめです。
見た目の分かりやすさを重視するなら、撥水タイプ。
水ジミの残りにくさやメンテナンス性を重視するなら、疎水タイプが使いやすいです。
| タイプ | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 撥水性 | 水を玉のように弾く | 水弾きの気持ちよさを重視したい人 |
| 疎水性 | 水がまとまって流れやすい | 水ジミを抑えつつ扱いやすさを重視したい人 |
| 親水性 | 水が薄く広がる | 水ジミ対策を重視したい人 |
個人的には、初心者ならまず撥水タイプを使ってみるのが分かりやすいです。
洗車後の変化が目に見えて分かるので、洗車の満足感も高くなります。
一方で、屋外保管が多い人や、雨のあとに水滴が残りやすい環境なら、疎水タイプもおすすめです。
バイク洗車におすすめの道具一覧
ここからは、バイク洗車で揃えておきたいおすすめの道具を紹介します。
最初から高級なものを揃える必要はありません。
まずは基本の道具を揃えて、必要に応じて追加していくのがおすすめです。



ここから商品の紹介もさせていただいてます!一番人気またはメジャーなものを紹介させていただいています。
1. バイク用シャンプー
バイク洗車でまず用意したいのが、バイク用シャンプーです。
タンク、カウル、フェンダー、スクリーンなど、基本的な外装部分を洗うために使います。
選ぶときは、中性タイプのシャンプーがおすすめです。
中性シャンプーは塗装面やコーティングにやさしく、初心者でも扱いやすいです。
強力な洗浄力をうたうシャンプーもありますが、普段の洗車ならそこまで強いものは必要ありません。
砂ぼこりや軽い汚れを泡で包んで落とすイメージで使うと、傷も入りにくくなります。
選び方のポイント
・中性タイプを選ぶ
・泡立ちが良いものを選ぶ
・コーティング車対応だと安心
・車・バイク兼用タイプでもOK
2. マイクロファイバークロス
洗車後の拭き上げには、マイクロファイバークロスが必須です。
普通のタオルでも拭けないことはありませんが、バイクの塗装面に細かい傷が入る可能性があります。
マイクロファイバークロスは吸水性が高く、やわらかいので、バイクの拭き上げに向いています。
1枚だけで全体を拭くのではなく、できれば複数枚用意しておくのがおすすめです。
ボディ用、ホイール用、チェーン周り用で分けると、汚れを広げにくくなります。
おすすめの使い分け
| 用途 | クロスの使い方 |
|---|---|
| ボディ用 | きれいなクロスを使用 |
| ホイール用 | 汚れてもいいクロスを使用 |
| 仕上げ用 | 乾いた柔らかいクロスを使用 |
| チェーン周り用 | 使い捨てに近い感覚で使用 |
3. 洗車スポンジ・ムートングローブ
バイクの外装を洗うなら、洗車スポンジやムートングローブもあると便利です。
手で持って洗えるので、タンクやカウルなど広い面をやさしく洗えます。
スポンジを選ぶときは、硬すぎないものを選びましょう。
硬いスポンジや汚れたスポンジでこすると、砂を引きずって傷の原因になります。
また、ホイールやチェーン周りに使ったスポンジをボディに使い回すのは避けた方がいいです。
油汚れや鉄粉が付いたスポンジで外装を洗うと、細かい傷が入りやすくなります。
4. ホイールブラシ
ホイールはバイクの中でも特に汚れやすい部分です。
ブレーキダスト、泥、チェーンオイルの飛び散りなどが付着しやすく、水洗いだけではなかなか落ちません。
そこで便利なのがホイールブラシです。
スポークホイールやキャストホイールの細かい部分にも入りやすく、手が届きにくい場所の汚れを落としやすくなります。
ただし、硬すぎるブラシはホイールの塗装を傷つける可能性があるため、やわらかめのブラシを選ぶのがおすすめです。
5. チェーンクリーナー
チェーンの汚れを落とすなら、チェーンクリーナーは必須です。
チェーンには、チェーンルブ、砂、ホコリ、泥などが混ざった汚れが付着します。
この汚れを放置すると、見た目が悪くなるだけでなく、チェーンやスプロケットの摩耗にもつながります。
チェーンクリーナーを使えば、油汚れを効率よく落とせます。
ただし、チェーンクリーナーは洗浄力が強いため、ボディや樹脂パーツにむやみにかけないように注意しましょう。
また、シールチェーン対応のものを選ぶと安心です。
6. チェーンブラシ
チェーンクリーナーと一緒に使いたいのが、チェーンブラシです。
チェーンの外側だけでなく、ローラー部分やプレートの隙間に入った汚れを落としやすくなります。
歯ブラシでも代用できますが、専用のチェーンブラシの方が効率よく掃除できます。
チェーン清掃は少し面倒に感じるかもしれませんが、バイクのメンテナンスとしてはかなり重要です。
洗車のついでに定期的に行うことで、走行時の抵抗や異音の予防にもつながります。
7. チェーンルブ
チェーンをクリーナーで洗浄したあとは、必ずチェーンルブを塗布します。
チェーンを洗浄しただけで放置すると、油分がなくなり、サビや摩耗の原因になります。
チェーンルブには、ドライタイプ、ウェットタイプ、セミウェットタイプなどがあります。
街乗りメインなら飛び散りにくいタイプ、雨の日も走るなら耐久性のあるタイプを選ぶと使いやすいです。
塗りすぎるとホイールやスイングアームに飛び散るため、適量を守ることも大切です。
8. コーティング剤
洗車後の仕上げには、コーティング剤があると便利です。
タンクやカウルに施工しておくと、ツヤが出るだけでなく、汚れも付きにくくなります。
スプレーして拭くだけの簡易コーティング剤なら、初心者でも使いやすいです。
本格的なガラスコーティング剤もありますが、最初は簡易タイプで十分です。
洗車のたびに軽く施工できるものを選ぶと、きれいな状態を維持しやすくなります。
コーティング剤の選び方
・水弾き重視なら撥水タイプ
・水ジミ対策なら疎水タイプ
・屋外保管なら耐久性もチェック
・初心者はスプレータイプが使いやすい
9. 樹脂パーツ用保護剤
バイクには、未塗装樹脂パーツやゴムパーツも多く使われています。
こうした部分は、紫外線や雨で白っぽく劣化して見えることがあります。
樹脂パーツ用の保護剤を使うと、黒さやツヤを戻しやすく、見た目も引き締まります。
特にスクーターやアドベンチャーバイク、オフロード系のバイクは樹脂パーツが多いので、1本持っておくと便利です。
ただし、滑ると危険な場所には使わないように注意しましょう。
シート、ステップ、タイヤの接地面、ブレーキ周辺には使用しないのが基本です。
10. バケツ
意外と大事なのがバケツです。
バイク洗車では、水をためたり、シャンプーを泡立てたり、クロスをすすいだりする場面が多いです。
できれば、洗車用に1つ用意しておくと便利です。
砂や汚れが底にたまりやすいため、スポンジを直接底に押し付けないように注意しましょう。
余裕があれば、シャンプー用とすすぎ用でバケツを分けると、さらに傷を防ぎやすくなります。
11. 低圧・弱めのシャワーホース
バイク洗車では、水のかけ方にも注意が必要です。
高圧洗浄機を使う人もいますが、初心者にはあまり強い水圧はおすすめしません。
バイクには電装系、ベアリング、シール部分、スイッチ類など、水圧に弱い部分があります。
強い水圧を近距離から当てると、水が入り込んでトラブルの原因になることもあります。
使うなら、離れた位置から弱めに当てる程度にしましょう。
普段の洗車なら、シャワーホースでやさしく流すくらいでも十分です。
12. メンテナンススタンド
必須ではありませんが、チェーン清掃やホイール洗浄をしっかりやるなら、メンテナンススタンドがあると便利です。
リアタイヤを浮かせられるため、チェーンを回しながら掃除できます。
センタースタンドがないバイクの場合、チェーン清掃がかなり楽になります。
ただし、最初から無理に買う必要はありません。
まずは基本の洗車道具を揃えて、チェーン清掃をもっと楽にしたいと感じたら追加するくらいで大丈夫です。



うむ、おすすめ商品を掲載しましたが呉工業とワコーズは神ってことですね(笑)
最初に揃えるならこのセットがおすすめ
バイク洗車初心者が最初に揃えるなら、以下の道具があれば十分です。
| 優先度 | 道具 | 理由 |
|---|---|---|
| 高 | バイク用シャンプー | 外装洗いに必須 |
| 高 | マイクロファイバークロス | 拭き上げと仕上げに必須 |
| 高 | 洗車スポンジ | ボディをやさしく洗える |
| 高 | チェーンクリーナー | チェーン汚れを落とす |
| 高 | チェーンルブ | 洗浄後の注油に必要 |
| 中 | ホイールブラシ | ホイール洗浄が楽になる |
| 中 | コーティング剤 | 汚れ防止とツヤ出しに便利 |
| 中 | 樹脂パーツ保護剤 | 樹脂の白ボケ対策に便利 |
| 低 | メンテナンススタンド | チェーン清掃が楽になる |
まずは、バイク用シャンプー、クロス、スポンジ、チェーンクリーナー、チェーンルブの5つを揃えるのがおすすめです。
そこにホイールブラシやコーティング剤を追加すると、洗車の仕上がりがかなり良くなります。
バイク洗車で注意したいポイント
バイク洗車では、ただ水をかけて洗えばいいわけではありません。
特に以下のポイントには注意しましょう。
熱いエンジンに水をかけない
走行直後のエンジンやマフラーはかなり熱くなっています。
その状態で水をかけると、急激な温度変化でパーツに負担がかかる可能性があります。
洗車は、エンジンやマフラーが冷えてから行いましょう。
ブレーキ周りに油分を付けない
チェーンルブやコーティング剤、シリコン系の保護剤などがブレーキディスクやタイヤに付くと危険です。
ブレーキの効きが悪くなったり、タイヤが滑りやすくなったりする可能性があります。
特にスプレータイプのケミカルを使うときは、吹きかける向きに注意しましょう。
高圧洗浄機を近距離で当てない
高圧洗浄機は便利ですが、バイクに使う場合は注意が必要です。
電装系、ベアリング、チェーン、スイッチ周りなどに近距離で当てるのは避けましょう。
使う場合は距離を取り、弱めに流す程度にするのが安全です。
チェーン洗浄後は必ず注油する
チェーンクリーナーを使ったあとは、必ずチェーンルブを塗布しましょう。
洗浄だけして放置すると、チェーンの油分がなくなり、サビや摩耗の原因になります。
洗って終わりではなく、注油までがチェーンメンテナンスです。
まとめ
バイク洗車は、見た目をきれいにするだけでなく、愛車の状態を確認する大切なメンテナンスでもあります。
ただし、バイクはパーツごとに素材や汚れの種類が違うため、すべて同じ洗剤で洗うのはおすすめしません。
外装にはバイク用シャンプー、ホイールにはホイールクリーナー、チェーンにはチェーンクリーナーというように、場所に合わせて道具を分けることが大切です。
また、洗車後にコーティング剤を使うことで、汚れが付きにくくなり、次回の洗車も楽になります。
水弾きの気持ちよさを重視するなら撥水タイプ、水ジミの残りにくさを重視するなら疎水タイプを選ぶと使いやすいです。
最初から高価な道具を全部揃える必要はありません。
まずは、バイク用シャンプー、マイクロファイバークロス、スポンジ、チェーンクリーナー、チェーンルブあたりから揃えていきましょう。
洗車に慣れてきたら、ホイールブラシやコーティング剤、樹脂パーツ保護剤などを追加していくと、よりきれいに仕上げられます。











